長い英文が読めないときのコツ
単語は分かるのに、文が長くなると急に意味が分からなくなる――これは非常に多くの学習者が経験する壁です。長文が読めない原因は単語力ではなく、多くの場合「構造の捉え方」にあります。
修飾語をカッコでくくる
長い文が読めない最大の原因は、文の骨格(主語・動詞・目的語)と、それを装飾している修飾語を区別できていないことです。前置詞句や関係代名詞節などの修飾語をいったんカッコでくくって除外すると、文の骨格がシンプルに見えてきます。
まず動詞を探す
英文を読むときは、最初にその文の「本当の動詞(述語動詞)」を探すのがコツです。動詞が見つかれば、その前が主語、後ろが目的語や補語だと機械的に判断しやすくなります。動詞を起点に文を分解する習慣をつけましょう。
頭から順番に理解する練習
日本語に訳しながら後ろから読み返す癖がついていると、長文になるほど時間がかかります。英語の語順のまま、頭から意味のかたまりごとに理解していく読み方の練習が効果的です。この読み方は「スラッシュリーディング」とも呼ばれます。
長い主語に惑わされない
主語自体が長い修飾語を伴っていると、どこまでが主語なのか分からなくなることがあります。主語の後ろに説明がついている場合、まず名詞のかたまり全体を1つの主語として認識する練習が必要です。
焦らず区切って読む練習を積む
一度に文全体を理解しようとせず、意味のかたまり(句や節)ごとに区切って理解し、それをつなげていくという段階的な読み方を繰り返し練習することで、徐々にスピードも上がっていきます。
具体例
例えば"The ancient ruins discovered in the dense jungle last year proved to be of immense historical significance."という文では、"discovered in the dense jungle last year"という修飾語をいったんカッコでくくると、"The ancient ruins ... proved to be of immense historical significance."というシンプルな骨格が見えてきます。
よくある誤解
長文が読めないと、単語や熟語をもっと覚えようとする人が多いですが、実は原因が構造の捉え方にあるケースは非常に多いです。知っている単語ばかりなのに読めない場合は、単語力ではなく文構造を見抜く練習を優先した方が効果的です。
実践のポイント
- 修飾語をカッコでくくって骨格を見抜く
- まず動詞を探し、S・V・O・Cを機械的に判断する
- 頭から語順通りに理解する練習をする(スラッシュリーディング)
- 長い主語は「名詞のかたまり」として一括りに認識する
- 一度に理解しようとせず、意味のかたまりごとに区切って読む